創業直後は1ページサイトで十分?小さく始める法人サイトの考え方

会社を設立したばかりの時期は、やることが一気に増えます。

銀行口座の開設、名刺の準備、メールアドレスの設定、取引先への案内、各種手続き。
その中で、ホームページの準備まで手が回らないという方も少なくありません。

「会社サイトは必要だと思うけれど、最初から何ページもある本格的なサイトを作るべきなのか」
「まだ実績も少ないし、載せる内容があまりない」
「まずは最低限の会社情報だけ公開できればよい」

そんな場合、創業直後は1ページ構成のシンプルなホームページから始める方法もあります。

この記事では、新設法人が1ページサイトから始めるメリットと、どのような情報を載せればよいのかを整理します。

会社設立後にホームページ公開までに用意するものは、↓こちらの記事でも詳しくまとめています。

目次

創業直後に大きなサイトが必要とは限りません

会社ホームページというと、トップページ、会社概要、サービス紹介、実績紹介、お知らせ、採用情報など、複数ページのしっかりしたサイトをイメージする方も多いと思います。

もちろん、事業内容が多い会社や、採用・集客・情報発信を本格的に行いたい会社であれば、最初から複数ページのサイトを作る意味はあります。

一方で、創業直後の段階では、まだサービス内容が変わる可能性があったり、掲載できる実績が少なかったりすることもあります。

そのような時期に、最初から大きなサイトを作ろうとすると、文章や写真の準備に時間がかかり、公開そのものが後回しになってしまうことがあります。

新設法人にとって大切なのは、最初から完璧なサイトを作ることだけではありません。
まずは、会社として必要な情報を公開し、会社名で検索されたときに確認できる場所を用意することです。

1ページサイトとは?

1ページサイトとは、会社に必要な情報を1つのページにまとめたホームページです。

たとえば、以下のような情報を1ページ内に整理して掲載します。

  • 会社の概要
  • 事業内容
  • 代表者情報
  • サービス内容
  • 問い合わせ先
  • 所在地
  • プライバシーポリシーへのリンク

トップページから別ページへ何度も移動するのではなく、スクロールしながら会社情報を確認できる構成です。

「名刺代わりのホームページ」や「会社案内ページ」として使いやすく、創業直後の会社にも向いています。

1ページサイトが創業直後に向いている理由

早く公開しやすい

1ページサイトは、構成がシンプルなため、複数ページのサイトに比べて短期間で公開しやすいのが特徴です。

会社設立直後は、銀行口座開設や取引先への案内など、会社情報を早めに提示したい場面があります。

そのようなときに、会社概要・事業内容・問い合わせ先をまとめたページがあるだけでも、会社情報を確認してもらいやすくなります。

最初から大規模なサイトを目指して公開が遅れるより、まずは必要な情報を整えて公開し、あとから内容を育てていく方法も現実的です。

2. 制作費を抑えやすい

創業直後は、登記費用、事務所費用、備品、各種契約など、何かと費用がかかります。

ホームページも大切ですが、最初から大きな予算をかけるのが難しいこともあります。

1ページサイトであれば、掲載内容を絞ることで制作工数を抑えやすく、初期費用も抑えやすくなります。

「まずは会社として最低限の情報を整えたい」
「事業が軌道に乗ってからページを増やしたい」

という場合には、小さく始める選択肢として考えやすい方法です。

3. 情報を整理しやすい

創業直後は、事業内容やサービス説明がまだ固まりきっていないこともあります。

その状態で複数ページのサイトを作ろうとすると、ページごとに文章を用意する必要があり、準備が大きな負担になることがあります。

1ページサイトなら、まずは以下のような基本情報に絞って整理できます。

  • 何をしている会社か
  • 誰に向けたサービスか
  • どのように問い合わせればよいか
  • どこにある会社か
  • 代表者はどのような考えで事業を始めたのか

情報を絞ることで、見る人にも伝わりやすくなります。

4. 名刺やメール署名に載せやすい

会社設立後は、名刺交換やメールでのやり取りが増えていきます。

そのときに、会社ホームページのURLを載せられると、相手が会社情報を確認しやすくなります。

たとえば、名刺やメール署名にURLを記載しておけば、相手は必要なときに会社概要や事業内容を確認できます。

まだ実績ページやブログがなくても、会社情報が整理された1ページがあるだけで、案内しやすくなる場面は多くあります。

1ページサイトに最低限載せたい情報

1ページサイトを作る場合、情報を詰め込みすぎる必要はありません。

まずは、会社として確認されやすい基本情報を整理しましょう。

会社概要

会社概要には、会社名、代表者名、所在地、設立年月日、事業内容、問い合わせ先などを掲載します。

登記情報と食い違いがないよう、正確に記載することが大切です。

掲載する項目の例は以下です。

  • 会社名
  • 代表者名
  • 所在地
  • 設立年月日
  • 資本金
  • 事業内容
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 法人番号
  • 適格請求書発行事業者登録番号

すべてを必ず載せる必要はありませんが、会社として確認されやすい情報は分かりやすく整理しておくと安心です。

事業内容

事業内容は、できるだけ具体的に書きましょう。

「コンサルティング業」「IT関連事業」「各種サービス業」だけでは、初めて見る人には内容が伝わりにくいことがあります。

以下のような視点で整理すると、文章にしやすくなります。

  • 誰に向けたサービスか
  • 何を提供しているのか
  • どのような課題を解決するのか
  • 対応エリアはどこか
  • 対面かオンラインか
  • 単発契約か継続契約か

たとえば、

悪い例:
各種コンサルティング業務

良い例:
中小企業向けに、経理・労務まわりの業務効率化を支援しています。クラウド会計ソフトの導入から運用定着まで、オンライン相談を中心にサポートしています。

このように少し具体化するだけで、会社の実態が伝わりやすくなります。

代表者情報

創業直後は、会社としての実績がまだ少ないこともあります。

その場合、代表者の経歴や想いを掲載することで、事業の背景や専門性が伝わりやすくなります。

掲載するとよい内容は以下です。

  • 前職や業界経験
  • 保有資格
  • 創業のきっかけ
  • 事業への想い
  • お客様へのメッセージ

顔写真はあると安心感につながりますが、必須ではありません。
無理に掲載する必要はなく、まずは文章で代表者の考え方を伝える形でも十分です。

お問い合わせ先

お問い合わせ先は、1ページサイトの中でも特に大切な情報です。

どこに連絡すればよいかが分かりにくいと、問い合わせや確認の機会を逃してしまうことがあります。

最低限、以下のいずれかは用意しておきましょう。

  • 電話番号
  • 会社用メールアドレス
  • お問い合わせフォーム
  • 営業時間
  • 返信の目安

法人としての見え方を整えるなら、独自ドメインのメールアドレスを用意しておくと、会社サイトとの一貫性が出しやすくなります。

新設法人のホームページに最低限必要な情報については、↓こちらの記事も参考にしてください。

1ページサイトでは足りないケース

1ページサイトは創業直後に使いやすい方法ですが、すべての会社に向いているわけではありません。

以下のような場合は、最初から複数ページのサイトやWordPressサイトを検討してもよいでしょう。

  • サービス数が多い
  • 採用情報をしっかり掲載したい
  • ブログやお知らせを継続的に更新したい
  • SEOを意識して記事を増やしたい
  • 実績紹介や事例紹介を充実させたい
  • 予約機能や会員機能などが必要
  • ECサイトとして商品販売をしたい

このような場合は、1ページに情報をまとめるより、ページを分けて整理した方が分かりやすくなります。

大切なのは、1ページサイトか複数ページサイトかを先に決めることではありません。
今の事業フェーズと、これからどのようにサイトを使いたいかに合わせて選ぶことです。

静的サイト・WordPress・サブスク型の違いについては、↓こちらの記事で比較しています。

小さく始めて、あとから育てる考え方

創業直後のホームページは、最初から完成形を目指さなくても大丈夫です。

まずは1ページサイトで会社情報を公開し、事業が進む中で必要に応じて情報を追加していく方法もあります。

たとえば、

  • サービス内容が固まったら詳細ページを追加する
  • 実績が増えたら事例ページを作る
  • 採用を始めるタイミングで採用ページを追加する
  • 情報発信を始めたくなったらWordPressへ移行する

といった形です。

最初のサイトは、会社の成長に合わせて見直していく前提で作ると、無理なく運用しやすくなります。

「今すぐ必要なもの」と「将来的に育てたいもの」を分けて考えると、最初の一歩が選びやすくなります。

まとめ:創業直後は、まず会社情報を確認できる場所を作りましょう

創業直後の法人サイトは、最初から大きく作る必要がない場合もあります。

まず大切なのは、会社概要、事業内容、問い合わせ先など、会社として確認されやすい情報を分かりやすく整えることです。

1ページサイトであっても、必要な情報が整理されていれば、名刺やメール署名、取引先への案内、銀行口座開設時の会社情報確認などに活用しやすくなります。

大切なのは、完璧なサイトを作ることではなく、今の事業フェーズに合った形で会社情報を公開することです。

小さく始めて、必要に応じて育てていく。
創業直後のホームページには、そうした考え方も十分に現実的です。

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「まずは会社情報を確認できるサイトを用意したい」
「文章や写真がまだ十分にそろっていない」
「大きなサイトではなく、小さく早く公開したい」

という方も、ヒアリングをもとに内容を整えながら進められます。

法人口座開設や取引先への案内に備えて、まずは会社の信頼材料をWebサイトで整えたい方は、サービス詳細をご覧ください。

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