「何を載せればいいのかわからない」
「写真や文章などの素材がないから、まだホームページを作れない」
会社ホームページの準備が後回しになってしまう理由の多くは、情報や素材に対する漠然とした不安です。
しかし、新設法人のホームページに最初から豪華なデザインや大量のページは必要ありません。
まず大切なのは、会社の実態や事業内容、問い合わせ先がきちんと伝わることです。
この記事では、銀行口座開設や取引先への案内に備えて、新設法人がホームページに掲載しておきたい5つの基本情報を整理します。
法人設立直後にホームページが必要になる理由については、こちらの記事でも解説しています。

ホームページに必要な情報は、実はシンプルです
新設法人のホームページというと、立派なデザインや多くのページが必要だと思われがちです。
しかし、設立直後の段階では、最初から大規模なサイトを用意する必要はありません。
銀行や取引先、営業先がまず確認したいのは、次のような基本情報です。
・この会社は何をしているのか
・どこに所在地があるのか
・誰が代表を務めているのか
・どこに問い合わせればよいのか
・取引の流れが分かるか
つまり大切なのは、豪華さよりも「会社として必要な情報が正確に整理されていること」です。
まずは最低限の情報を整えたうえで、事業の成長に合わせてページや内容を追加していく形でも十分です。
必要な情報①:正確な会社概要
最も重要なのが会社概要です。
ここでのポイントは登記情報と食い違いがないようにする。
特に銀行の審査担当者は、登記謄本とWebサイトの情報を照合することがあります。
各種審査をスムーズに通過するためには、以下のような構成で会社情報を掲載するのがベストです。
| 項目 | 掲載のポイント |
| 会社名 | 株式会社や合同会社なども含め、登記通りの正式名称 |
| 代表者名 | 漢字の間違いがないよう正確に |
| 設立年月日 | 登記簿と一致させる |
| 資本金 | 金額の多寡に関わらず明記 |
| 登記住所 | ビル名や部屋番号まで登記通りに記載 |
| 電話番号 | 固定電話や050番号があると、法人の連絡先として案内しやすくなります。携帯番号のみの場合でも問題ないケースはありますが、できれば会社用の窓口を用意しておくと安心です。 |
| インボイス番号 | 取得している場合は掲載を検討 |
Googleマップの埋め込みも「実在証明」として有効です。
特に、バーチャルオフィスではなく実オフィスがある場合は、積極的に活用しましょう。
必要な情報②:具体的な事業内容
「コンサルティング業」「IT関連」などのざっくりした記載では、審査担当者に事業の実態が伝わりません。
「誰に」「何を」「どのような形で」提供しているかが伝わる具体的な記載が必要です。
例えばこのような書き方です。
事業内容が明確なほど、「実体のある会社」として認識されやすくなります。
サービスが3つ程度あれば、それぞれについて簡潔に記載しましょう。
必要な情報③:代表者の経歴・想い
代表者の写真はあると安心感につながりますが、必須ではありません。
経歴・創業の動機・お客様へのメッセージを文章で丁寧に伝えることで、十分に人物像は伝わります。
写真は必須ではありませんし、文章は簡単なヒアリングをもとに整えることも可能です。
掲載すると効果的な内容はこちら↓です。
- 前職・業界経験(〇〇業界にて◯年間勤務、など)
- 保有資格・受賞歴
- 創業・独立のきっかけ(3〜5行程度)
- お客様へのメッセージ
必要な情報④:サービスの流れ
取引先にとって「この会社と仕事をするとどうなるのか」が見えることは、重要な安心材料になります。
契約から納品・入金までのサイクルを簡単なフロー図や箇条書きで示すだけで、信頼感は大きく高まります。
例えば以下のようなステップです。
- お問い合わせ
- ヒアリング・ご相談
- ご提案・お見積り
- ご契約
- サービス提供・納品
- ご請求・お支払い
シンプルでよいので、取引の流れが見える構成にしましょう。
必要な情報⑤:お問い合わせ窓口
法人としての信頼感を整えるなら、メールアドレスは独自ドメインのものを用意しておくのがおすすめです。
フリーメールは信頼性の点で不利になります。
また、固定電話や050番号、独自ドメインのメールアドレス、お問い合わせフォームなど、会社としての連絡窓口を整えておくと、見る人に安心感を与えやすくなります。
お問い合わせ窓口として用意すべきベストな項目はこちらです。
- 電話番号
- 独自ドメインのメールアドレス
- お問い合わせフォーム(推奨)

「素材がない」は問題ありません
ここまで読んで「写真がない」「文章が書けない」と感じた方もいるかもしれません。
しかし、制作を専門とする事業者であれば、最低限の会社情報さえあれば代替手段で対応できます。
写真はフリー素材で代用できますし、文章は簡単なヒアリングをもとに整えることも可能です。
完璧な写真や文章がなくても、会社概要・事業内容・代表者の想いなどが分かれば、制作側で整理できることは多くあります。

まとめ:まずは必要な情報を整理して公開することが大切です
新設法人のホームページに、最初から豪華なデザインや大量のページは必要ありません。
まず大切なのは、会社として確認されやすい基本情報を、正確に分かりやすく掲載することです。
特に、以下の5つは優先して整理しておくと安心です。
- 正確な会社概要
- 具体的な事業内容
- 代表者の経歴や想い
- サービスや取引の流れ
- お問い合わせ窓口
これらの情報が揃っていれば、まずは1ページ構成のシンプルなホームページでも十分に会社の基本情報を伝えられます。
「写真がない」「文章が書けない」「何を載せればよいか分からない」という場合でも、ヒアリングをもとに情報を整理しながら進めることは可能です。
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