仕事用と個人用など、複数のGoogleアカウントを同じパソコンで使っていると、次のようなことが起こりやすくなります。
- 別のアカウントでGmailを開いてしまう
- Googleドライブの保存先を間違える
- Googleカレンダーへ予定を入れるアカウントを間違える
- 仕事用と個人用のブックマークが混ざる
- どのアカウントでログインしているか分からなくなる
Googleの画面上でアカウントを切り替えることもできますが、仕事用と個人用を分けて使うなら、Google Chromeの「プロファイル」を分ける方法があります。
Chromeプロファイルを分けると、ブックマーク、履歴、パスワードなどをアカウントごとに整理できます。
この記事では、パソコン版Google Chromeで新しいプロファイルを追加し、複数のGoogleアカウントを切り替えて使う方法を説明します。
※画面やメニューの名称は、Chromeの更新によって変わることがあります。この記事は2026年9月時点の情報をもとにしています。
Googleアカウントを切り替える2つの方法
複数のGoogleアカウントを使う方法には、大きく分けて次の2つがあります。
| 方法 | 分けられるもの | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| Googleの画面上で アカウントを切り替える | Gmail、Googleドライブ、カレンダーなどの利用アカウント | 一時的に別のアカウントを確認したい場合 |
| Chromeプロファイルを切り替える | Googleアカウントに加えて、ブックマーク、履歴、パスワード、設定など | 仕事用と個人用を継続して分けたい場合 |
Googleの画面上でアカウントを切り替える
GoogleやGmailの右上にあるプロフィール画像を選び、使用するアカウントを切り替える方法です。
ログアウトとログインを繰り返さずに使えるため、少し確認したい場合には便利です。
ただし、複数のアカウントへ同時にログインしていると、最初にログインしたアカウントが「デフォルトのアカウント」になる場合があります。
新しいタブや共有リンクを開いたときに、意図していないアカウントが選ばれることもあるため、操作前に右上のプロフィール画像を確認しておくと安心です。

Chromeプロファイルを切り替える
Chromeプロファイルは、Chromeそのものの利用環境を分ける機能です。
プロファイルごとに、次のような情報を分けて管理できます。
- ブックマーク
- 閲覧履歴
- 保存したパスワード
- 拡張機能
- 自動入力情報
- Chromeの設定やテーマカラー
たとえば、仕事用プロファイルには業務で使うGoogleドライブや管理画面をブックマークし、個人用プロファイルには普段使うサイトを登録するといった使い分けができます。
毎回どのGoogleアカウントを使っているか確認する負担を減らしたい場合は、Chromeプロファイルを分ける方法が向いています。

Googleアカウントを持っていない場合
ChromeプロファイルをGoogleアカウントと連携して使う場合は、先にGoogleアカウントを用意します。
Googleアカウントは、Gmail、Googleドライブ、Googleカレンダー、YouTubeなどのGoogleサービスを利用するためのアカウントです。
Googleアカウントを作成する際は、Gmailアドレスを新しく作る方法と、現在使用しているGmail以外のメールアドレスを登録する方法があります。必ず新しいGmailアドレスを作らなければならないわけではありません。
作成する場合は、Googleアカウントの作成ページを開き、画面の案内に沿って氏名、メールアドレス、パスワードなどを設定します。
事業用として使う場合は、個人のアカウントをそのまま使うのではなく、業務用として管理するアカウントを用意する方法もあります。
作成後は、再設定用のメールアドレスや電話番号を登録し、可能であれば2段階認証も設定しておきましょう。
Chromeプロファイルを追加する方法
ここからは、すでにGoogleアカウントを持っている場合の追加手順を説明します。
手順1:右上のプロフィールアイコンを選択する
パソコンでGoogle Chromeを開きます。
画面右上に表示されている、プロフィール画像またはイニシャルのアイコンを選択してください。

手順2:「Chromeプロファイルを追加」を選択する
プロフィールの一覧が表示されたら、「Chromeプロファイルを追加」を選択します。
Chromeのバージョンによっては、先に「Chromeプロファイルを管理」を開き、プロファイル選択画面から「追加」を選ぶ場合もあります。
画像はバージョン 152.0.7977.77(公式ビルド)

手順3:新しいプロファイルでログインする
「新しいChromeプロファイルの設定」という画面が表示されたら、「ログイン」を選択します。
Googleアカウントと連携せず、パソコン内だけでプロファイルを使いたい場合は、ログアウトした状態で続けることもできます。
今回は、仕事用のGoogleアカウントと連携するため、「ログイン」を選びます。

手順4:Googleアカウントへログインする
使用するGoogleアカウントのメールアドレスまたは電話番号を入力し、「次へ」を選択します。
続いてパスワードを入力し、2段階認証を設定している場合は、スマートフォンへの通知や確認コードなどで本人確認を行います。

手順5:Chromeへのログインとデータ保存を確認する
ログイン後、Chromeへログインするか、ブックマークなどの情報をGoogleアカウントへ保存するかを確認する画面が表示されることがあります。
同じGoogleアカウントを使う別のパソコンでも、ブックマークやパスワード、設定などを利用したい場合は、内容を確認して有効にします。
画面に「ONにする」と表示された場合は、そのボタンを選択してください。

ただし、保存する情報はあとから変更できます。
履歴やパスワードまで保存したくない場合は、Chromeの設定から保存する項目を確認してください。
手順6:追加されたプロファイルを確認する
設定が完了すると、新しいChromeウィンドウが開きます。
右上のプロフィールアイコンが、追加したアカウントの画像やイニシャルへ変わっていることを確認してください。
必要に応じて、仕事用だと分かるプロファイル名やテーマカラーを設定しておくと、アカウントの取り違えを防ぎやすくなります。

Chromeプロファイルを切り替える方法
設定後は、次の手順でプロファイルを切り替えられます。
1. Chrome右上のプロフィールアイコンを選択します
2. 「その他のChromeプロファイル」から使用するプロファイルを選びます
3. 選択したプロファイルのChromeウィンドウが開きます

プロファイルごとに色を変えておくと、どちらを使っているか見分けやすくなります。「仕事用」「個人用」「店舗名」など、用途が分かる名前にしておく方法もあります。
Chromeを開くたびにプロファイルを選びたい場合は、「Chromeプロファイルを管理」を開き、「起動時に表示する」をオンにします。
Googleアカウントへ保存する情報を確認する
Chromeへログインすると、ブックマーク、パスワード、拡張機能、設定などをGoogleアカウントへ保存できます。履歴と開いているタブは、設定から個別に保存を有効にできます。
保存する項目を確認する手順は、次のとおりです。
1. Chrome右上の「︙」を選択します
2. 「設定」を開きます

3. 「Googleの設定」を開きます
4. 使用中のアカウント名を選択します
5. Googleアカウントへ保存する情報を確認します

すべてを保存する必要はありません。
仕事の内容や、使用するパソコンの管理方法に合わせて選びましょう。
パスワードを保存する場合は、そのGoogleアカウントへログインできる人が誰なのかも確認しておく必要があります。
Chromeプロファイルを利用するときの注意点
Chromeプロファイルは、パソコンの利用者を完全に分ける機能ではありません
Chromeプロファイルを分けても、同じパソコンを操作できる人は、別のChromeプロファイルへ切り替えられる可能性があります。
ブックマークや履歴を整理する用途には便利ですが、他の利用者へ見られないようにするためのパスワード保護機能ではありません。
1台のパソコンを複数人で共用し、利用者ごとに情報を分ける必要がある場合は、WindowsやMacのユーザーアカウントも分けることを検討してください。
一時的に他の人のパソコンを使う場合はゲストモードを使う
借りたパソコンや公共のパソコンでは、自分のChromeプロファイルを追加せず、ゲストモードを使用します。


ゲストモードを終了すると、そのパソコンから閲覧履歴、Cookie、サイトデータが削除されます。
ただし、アクセス先のWebサイトやネットワークの管理者などに閲覧情報が残らないという意味ではありません。
プライベートな情報を扱うサービスには、できるだけ自分が管理する端末からログインしてください。
複数人で1つのGoogleアカウントを使う場合は運用方法を確認する
複数人で1つのGoogleアカウントのパスワードを共有すると、誰が操作したか分かりにくくなり、担当者の変更時にも管理が複雑になります。
共同でGmailを確認することが目的であれば、各担当者のアカウントへメールの管理権限を付与する「委任」機能もあります。Google Workspaceを利用している場合は、管理者へ相談し、利用者ごとにアカウントや権限を分ける方法を検討してください。
Chromeプロファイルを削除する前に保存状況を確認する
Chromeからプロファイルを削除すると、そのプロファイルのブックマーク、履歴、パスワードなどがパソコンから削除されます。
削除前に、必要な情報がGoogleアカウントへ保存されているか、または別の方法でバックアップできているかを確認してください。
プロファイルを削除する場合は、「Chromeプロファイルを管理」画面を開き、対象プロファイルのメニューから「削除」を選択します。
よくある質問
- Googleアカウントの切り替えとChromeプロファイルの切り替えは同じですか?
-
同じではありません。
Googleアカウントの切り替えは、GmailやGoogleドライブなどで使用するアカウントを変更する操作です。Chromeプロファイルの切り替えは、ブックマークや履歴、保存したパスワードなどを含むChromeの利用環境を切り替える操作です。
- GoogleアカウントがなくてもChromeプロファイルを作れますか?
-
Googleアカウントへログインせず、パソコン内だけで使用するChromeプロファイルを作ることもできます。
ただし、別の端末で同じブックマークや設定を使用したい場合は、GoogleアカウントでChromeへログインし、必要な情報を保存する方法が向いています。
- 仕事用と個人用はどちらの方法で分けるのがおすすめですか?
-
Gmailを一時的に確認する程度であれば、Googleの画面上でアカウントを切り替える方法でも対応できます。
仕事用のブックマーク、履歴、保存したパスワードなども分けたい場合は、Chromeプロファイルを分ける方が管理しやすくなります。
まとめ:仕事用と個人用はChromeプロファイルで分けると整理しやすくなります
複数のGoogleアカウントは、Googleの画面上で切り替える方法と、Chromeプロファイルごと切り替える方法があります。
仕事用と個人用を継続して使い分ける場合は、Chromeプロファイルを分けておくと、ブックマーク、履歴、パスワード、設定などを整理しやすくなります。
まずは、Chrome右上のプロフィールアイコンから仕事用のプロファイルを1つ追加し、名前やテーマカラーを分かりやすく設定してみてください。
ただし、Chromeプロファイルは、同じパソコンを使う人から情報を完全に隠すための機能ではありません。
共用パソコンではOSのユーザーアカウントも分け、自分のものではないパソコンではゲストモードを利用するなど、使用環境に合わせて管理しましょう。

