会社を設立したあと、ホームページを用意しようと思っても、
「何から準備すればいいのかわからない」
「文章や写真がそろっていない」
「ドメインやサーバーのことがよくわからない」
と、手が止まってしまう方は少なくありません。
新設法人のホームページは、最初からすべてを完璧にそろえる必要はありません。
まず大切なのは、会社概要、事業内容、問い合わせ先など、会社として確認されやすい情報を正確に整理することです。
この記事では、会社ホームページを公開するまでに確認しておきたい項目を、チェックリスト形式でまとめます。
全部がそろっていなくても大丈夫です。
まずは、現在用意できる情報から確認してみてください。
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まず確認したい会社の基本情報
ホームページ制作で最初に必要になるのが、会社の基本情報です。
会社概要ページやトップページ、フッターなどに掲載するため、登記情報や社内資料を確認しながら整理しておきましょう。
会社基本情報チェックリスト
□ 会社の正式名称
□ 株式会社・合同会社などの法人種別
□ 代表者名
□ 所在地
□ 設立年月日
□ 資本金
□ 法人番号
□ 適格請求書発行事業者登録番号
□ 電話番号
□ メールアドレス
□ 営業時間
□ 定休日
すべての項目を必ず掲載する必要はありません。
ただし、会社名、代表者名、所在地、事業内容、問い合わせ先など、会社の実態を確認するための基本情報は、分かりやすく掲載しておくと安心です。
特に会社名や所在地は、登記情報と食い違いがないように確認しましょう。

事業内容を具体的に説明できるか
新設法人のホームページで特に重要なのが、事業内容です。
会社概要に「コンサルティング業」「IT関連事業」「各種サービス業」とだけ書かれていても、初めて見る人には具体的な内容が伝わりにくいことがあります。
事業内容は、以下の3つに分けると整理しやすくなります。
- 誰に向けたサービスか
- 何を提供しているか
- どのように提供するか
事業内容チェックリスト
□ 主な対象顧客が分かる
□ 提供しているサービスや商品が分かる
□ 解決できる悩みや課題が分かる
□ 対応エリアが分かる
□ 対面・オンラインなどの提供方法が分かる
□ 単発契約・継続契約などの取引形態が分かる
□ 主なサービスを1〜3個程度に整理している
たとえば、
抽象的な例
各種コンサルティング業務
よりも、
具体的な例
中小企業向けに、経理・労務まわりの業務効率化を支援しています。クラウド会計ソフトの導入から運用定着まで、オンライン相談を中心にサポートしています。
のように書いた方が、事業内容を理解してもらいやすくなります。
最初から文章としてきれいにまとめる必要はありません。
まずは箇条書きで情報を整理しておけば、制作時に文章として整えることもできます。
代表者情報や会社の背景を伝えられるか
創業直後は、会社としての実績がまだ少ない場合もあります。
そのようなときは、代表者の経歴や創業の背景を掲載することで、会社の専門性や考え方を伝えやすくなります。
代表者情報チェックリスト
□ 代表者名
□ 前職や業界経験
□ 保有資格
□ これまでの実務経験
□ 創業のきっかけ
□ 事業に対する考え方
□ お客様へのメッセージ
□ 顔写真の掲載可否
顔写真はあると安心感につながる場合がありますが、必須ではありません。
写真の掲載に抵抗がある場合は、経歴や事業への想いを文章で伝える方法でも問題ありません。
サービス内容を整理できているか
ホームページには、提供しているサービスや商品についても掲載します。
新設法人の場合、最初からすべてのサービスを細かく掲載する必要はありません。
まずは、現在の主力サービスを1〜3個程度に整理すると分かりやすくなります。
サービス内容チェックリスト
□ サービス名
□ サービスの概要
□ 対象となるお客様
□ 解決できる悩み
□ 対応範囲
□ 料金または料金の目安
□ お問い合わせから提供までの流れ
□ よくある質問
料金を明記しにくい場合は、
- 内容によりお見積もり
- 初回相談後にご提案
- 〇〇円〜
といった表記でも構いません。
問い合わせる側が「自分も相談してよいサービスか」を判断できる情報を用意することが大切です。
お問い合わせ窓口を決めているか
ホームページを見た人が連絡したいと思ったとき、問い合わせ先がすぐ分かる状態にしておきましょう。
お問い合わせ窓口チェックリスト
□ 電話番号
□ 会社用メールアドレス
□ お問い合わせフォーム
□ 営業時間
□ 定休日
□ 返信までの目安
□ 問い合わせ担当者
□ 迷惑メールフォルダの確認体制
電話、メール、フォームのすべてを設置する必要はありません。
無理なく確認・対応できる窓口を選ぶことが大切です。
法人としての見え方を整えるなら、ホームページと同じ独自ドメインのメールアドレスを用意しておくと、案内先として一貫性を出しやすくなります。
たとえば、
- info@会社ドメイン
- contact@会社ドメイン
のような形です。
ドメインとサーバーを用意しているか
ホームページを公開するためには、ドメインとサーバーが必要です。
ドメインは、インターネット上の住所にあたります。
ドメイン・サーバーチェックリスト
□ 希望するドメイン名を決めた
□ ドメインが取得可能か確認した
□ .co.jp、.jp、.comなどの種類を検討した
□ サーバーの契約先を決めた
□ 契約名義を確認した
□ 契約更新時期を把握した
□ ログイン情報を保管した
□ 自動更新の設定を確認した
会社サイトを長く運用する場合は、ドメインとサーバーを誰の名義で契約するかも重要です。
基本的には、会社やサイト運営者本人の名義で契約し、ログイン情報も自社で管理できる状態にしておくと安心です。
制作会社や担当者だけが契約情報を持っている状態は、将来の移転や契約変更の際に困ることがあります。
会社用メールアドレスを準備しているか
独自ドメインを取得したら、会社用メールアドレスも検討しましょう。
メール準備チェックリスト
□ 会社用メールアドレスを決めた
□ 送信・受信テストを行った
□ 署名を作成した
□ 迷惑メール対策を確認した
□ スマートフォンでも確認できる
□ 複数人で管理する場合の運用方法を決めた
□ 退職・担当変更時の管理方法を決めた
メール署名には、以下のような情報を入れておくと案内しやすくなります。
- 会社名
- 氏名
- 所在地
- 電話番号
- メールアドレス
- ホームページURL
ホームページを公開したら、名刺だけでなくメール署名にもURLを追加しておきましょう。
写真やロゴなどの素材を用意できるか
ホームページには、会社や事業の雰囲気が伝わる写真やロゴがあると便利です。
画像素材チェックリスト
□ 会社ロゴ
□ 代表者写真
□ オフィスや店舗の写真
□ 外観の写真
□ サービス提供中の写真
□ 商品写真
□ スタッフ写真
□ パンフレットや営業資料
□ 使用許可を確認した画像
ただし、写真やロゴがないからといって、ホームページ制作を始められないわけではありません。
写真がない場合は、事業内容に合う素材写真を使用する方法があります。
ロゴがない場合も、最初は社名を文字で表示し、後から正式なロゴに差し替えることができます。
完璧な素材がそろうまで待つより、今ある情報で公開準備を進めることも大切です。
実績や信頼材料を掲載できるか
すでに掲載できる実績や経歴がある場合は、整理しておきましょう。
実績・信頼材料チェックリスト
□ 過去の実績
□ 対応した業種
□ 導入事例
□ お客様の声
□ 保有資格
□ 受賞歴
□ 所属団体
□ 許認可番号
□ 掲載許可を確認した取引先名
□ 代表者個人としての実務経験
新設法人で会社としての実績がまだない場合は、無理に大きく見せる必要はありません。
代表者の経験や専門性、対応可能な業務、事業に対する考え方など、現在伝えられる内容を正確に掲載しましょう。
プライバシーポリシーなど必要な表記を確認したか
お問い合わせフォームを設置する場合は、個人情報の取り扱いについて案内するプライバシーポリシーを用意しておくと安心です。
業種やサイトの内容によっては、ほかにも必要な表記があります。
必要な表記チェックリスト
□ プライバシーポリシー
□ 特定商取引法に基づく表記
□ 利用規約
□ 免責事項
□ Cookieに関する案内
□ 許認可番号
□ 資格情報
□ 所属団体
□ 著作権表記
すべての会社に同じ表記が必要なわけではありません。
オンライン販売、予約受付、会員登録などを行う場合は、必要な表記が増えることがあります。
自社に必要な内容が分からない場合は、必要に応じて専門家へ確認しましょう。
公開前の動作確認をしたか
文章や画像を掲載したら、最後にサイト全体の動作を確認します。
公開前チェックリスト
□ 会社名や代表者名に誤字がない
□ 所在地が正しい
□ 電話番号が正しい
□ メールアドレスが正しい
□ 問い合わせフォームから送信できる
□ 自動返信メールが届く
□ スマートフォンで読みやすい
□ ボタンやリンクが正常に動く
□ 古い情報や仮の文章が残っていない
□ 写真が極端に暗くない
□ プライバシーポリシーへのリンクがある
□ SSL対応されている
□ ページタイトルが設定されている
□ ファビコンが設定されている
□ 公開後の更新担当者が決まっている
お問い合わせフォームは、管理者側に通知が届くだけでなく、自動返信メールが届くかも確認しておきましょう。
また、パソコンだけでなく、スマートフォンでも一度すべてのページを確認することをおすすめします。
公開後の管理方法を決めているか
ホームページは、公開したあとも情報を見直していく必要があります。
公開後の運用チェックリスト
□ 更新担当者を決めた
□ ドメインとサーバーの更新日を把握した
□ 問い合わせを定期的に確認する
□ 会社情報が変わったら修正する
□ 営業時間や料金変更を反映する
□ WordPressの場合は保守方法を決めた
□ バックアップ方法を確認した
□ 制作会社への修正依頼方法を確認した
特にWordPressを使用する場合は、本体・テーマ・プラグインの更新やバックアップが必要です。
自社で管理するのか、外部へ保守を依頼するのか、公開前に決めておくと安心です。

まず優先したい項目はこの3つ
ここまで多くの項目を紹介しましたが、最初からすべてをそろえる必要はありません。
まず優先したいのは、次の3つです。
1. 正確な会社概要
会社名、代表者名、所在地など、会社の基本情報を整理します。
2. 具体的な事業内容
誰に、何を、どのように提供している会社なのかを明確にします。
3. 問い合わせ先
電話、メール、フォームなど、相手が連絡できる窓口を用意します。
この3つがそろえば、まずは1ページ構成のシンプルな会社サイトとして公開することもできます。
ロゴ、写真、実績、ブログなどは、公開後に追加していく方法でも問題ありません。
まとめ:すべてを完璧にそろえる必要はありません
新設法人のホームページ準備では、用意するものが多く見えるかもしれません。
しかし、最初からすべてを完璧にそろえる必要はありません。
まずは、
- 正確な会社概要
- 具体的な事業内容
- 分かりやすい問い合わせ先
を整理するところから始めましょう。
そのうえで、代表者情報、写真、実績、サービス詳細などを、必要に応じて追加していけば大丈夫です。
創業直後は、立派なサイトを作ることだけが目的ではありません。
会社名で検索されたときや、取引先へ案内したときに、会社情報を確認できる場所を用意することが最初の一歩になります。
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「何を用意すればよいか分からない」
「文章としてうまくまとめられない」
「写真やロゴがまだそろっていない」
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